こんにちは。
「上総清川駅」より徒歩15分、木更津市清見台にある歯科医院、清見台いしい歯科です。
春の気配も日増しに感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
当院近くの清見台中央公園でも桜が開花し、にぎわいをみせています。
歯磨きにプラスαで、汚れの除去率が大幅アップ!
さて、今回はお口のケアについてのお話しです。
歯磨きをしっかり行っているのに、なぜかむし歯や歯周炎になりやすかったりといった方がいらっしゃいます。
また丁寧にブラッシングをしているのに、口臭に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それはなぜでしょうか?
実は、歯ブラシによるブラッシングでは、細かい部分まで毛先が届き切らず、
歯間に対しても十分なケアが行き届きません。
磨き残しを20%以下に抑えると、お口のトラブルリスクが大幅に下がるといわれていますが、
歯ブラシだけでは汚れの除去率は60%程度という現実があります。
そこで昨今、日本でもスタンダードとなってきているのがデンタルフロスと歯間ブラシです。
歯ブラシにこれらのツールをプラスすることで、汚れの除去率がデンタルフロスでは約85%、
歯間ブラシの場合は約95%にまでアップすることがわかっています。
ぜひ、日々の歯磨き習慣に取り入れて、お口の衛生環境を守っていきましょう。
※出典:山本昇ほか 日本歯周病学会会誌1975 一部改変
Fross or Die -フロスをするか、死か-
以前、アメリカの歯周病学会からこんなセンセーショナルなキャッチコピーが発信されました。
歯間には汚れが溜まりやすく、また歯ブラシも届きにくいため、その汚れを巣窟として菌が繁殖することで、
むし歯や歯周病を引き起こします。
そのため歯科先進国では歯間ケアを重要視し、かねてよりフロスの必要性が叫ばれているのです。
お口を健康に維持していくためには、
わたしたちもフロスや歯間ブラシを習慣化し、清掃効果を高めることが大切です。
ここでは、フロスと歯間ブラシ、それぞれの特長をお伝えします。
デンタルフロス
歯間や歯と歯ぐきの境目などに付着したプラークなどの汚れを効率的に取り除きます。
指に巻き付けて使うロールタイプと、初心者にも扱いやすいホルダータイプがあります。
🌸使い方🌸
①ゆっくりと前後に動かしながら、歯と歯の間に挿入していきます。
②歯ぐきに触れるあたりに到達したら、歯の側面に沿わせて汚れをこそぎ落とします。
右側、左側の側面を同じようにやさしく動かしていきましょう。
③ゆっくりと前後に動かしながら抜いていきます。
④すべての歯間を同じようにケアします。
奥歯や歯が重なっているような歯ブラシが届きにくい場所は特に念入りに行いましょう。
歯間ブラシ
歯ブラシの届きにくい歯と歯の隙間に溜まった汚れをしっかりと掻き出すことができます。
歯間が広めの方や歯周病ケアをお考えの方にも最適です。
幅広いサイズや形状からお口に合ったものを選びましょう。
🌸使い方🌸
①歯と歯ぐきの間、三角に空いたスポットに歯間ブラシを斜めにゆっくり挿入します。
②両隣の歯に沿わせる形で、前後に数回動かしていきます。
③歯の内側からも同様に数回動かします。
④すべての歯間を同じようにケアします。歯間ブラシの向きや角度を変えながら、
歯間のさまざまな面の汚れを取り除きましょう。
定期的な歯科医院でのクリーニングで、さらにピカピカに
正しい歯磨きと+αのケアで、ご自宅でのケアはかなり精度の高いものとなります。
しかし、それでもまだ残っているしつこい汚れや、
物理的に取りきれない汚れは歯科医院で受ける歯のクリーニング(PMTC)で除去することができます。
定期的に受けられることで衛生的な口腔環境を維持することができるので、併せてご検討ください。
当院ではお口のケアについてのご相談、アドバイスを行っております。
気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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